Walt Disney Family Museum の感想・内容紹介

2019年5月のゴールデンウイークに北カリフォルニアを回る旅行に行きました。

その中でサンフランシスコにある Walt Disney Family Museum に行ったのですが、非常に面白かったので記事を分けてご紹介したいと思います。ディズニー好きの方もそこまで好きではない方も楽しめる観光地ではないかと思います。

Walt Disney Family Museum とは?

言わずと知れたMickey Mouse の生みの親であるWalt Disney ですが、ここではMickeyが中心ではなく、Walt Disney 本人がどのような人生を送ったのかを学ぶことが出来ます。所々小さい子供でも楽しめるギミックはあったのですが、どちらかと言うと大人向けのミュージアムではないかと思います。

館内には軽食を取れるカフェやトイレが入場前にありますので、食事のタイミングが微妙であれば中で取ることも可能です。

ミュージアムの外観の写真です。手前は芝生になっており非常に奇麗な所です。

場所について

ミュージアムの場所ですが、サンフランシスコの中心部からは少し離れた場所にあり、ゴールデンゲートブリッジに比較的近い場所にあります。我家はUBERで移動しましたが、フィッシャーマンズワーフの辺りから約$20ぐらいで到着する事が出来ました。

ゴールデンゲートブリッジの近くにあります。

料金について

Disney Resort / Land 程ではないと言ってしまえばそれまでですが、通常展示だけでも大人一人当たり$25の入場料が必要で、特別展示を行っている場合更にもう少し料金が上乗せになるようです。子供は年齢によって値段が変わってきますが、我家の娘は4歳だったので無料で入場することが出来ました。

この入場料には、オーディオツアーの代金が含まれており、受付で下記のようなセットを貸してもらえます。日本語も入っているので安心です。

iPodとヘッドホンがセットになっています。娘の分も頼んだら貸してくれました。

ただ、オーディオツアーに使用するiPodは電池の減りが凄い早く、展示の途中で私の分も妻の分も充電が無くなってしまいました。充電器があったので後半も解説を聞くことができましたが、持って行っていなければ途中からは解説無しになっていたと思います。旅行にポータブルの充電器を持って行かれているのであれば、Walt Disney Family Museumにも持って行かれる事をお勧めします。

また、料金等の最新情報は公式サイトでご確認ください。

https://tickets.wdfmuseum.org/WebStore/shop/viewitems.aspx?CG=WDFMWS&C=TKTS

展示内容について

ミュージアムの中はいくつかの区画に区切られており、時代・Walt Disney の年齢とともに展示が進んでいきます。以下では個人的に面白かった部分をご紹介したいと思います。

Walt Disney の第一次世界大戦への参戦

Mickey Mouse の生みの親として知られるWalt Disney ですが、彼が10代後半の時、第一次世界大戦に参戦しています。医療トラックを運転する後方支援のような役割だったようですが、アメリカからパリまで赴き参戦したようです。

ファンタジーの世界を作り上げるような人なので、きっと順風満帆な楽しい人生を歩んだんだろうなぁ、と漠然と考えていたのですが、実は戦争への参戦経験があるというのは全く知りませんでした。最初の展示から度肝を抜かれた思いでした。

Walt Disneyが乗っていた車(の同型車)の展示があります。後方の布テント部分にキャラクターの落書きをしていたそうです、

最初のキャラクターであるOSWALD(オズワルド)

第一次世界大戦から戻ってくるとWalt Disney は映像会社を立ち上げたり、立ち上げた会社が潰れたり(笑)したそうです。オーディオツアーを聞きながら回っていると、彼が非常に行動力に溢れた人だったことがよく分かります。

その後Walt Disney はキャラクターアニメーションの事業を始めるのですが、最初のキャラクターはネズミではなくウサギでした。Oswald(オズワルド)というキャラクターで、私もミッキーの前身のキャラクターとして見たことはありましたが、そもそも別キャラクターだとは思っていませんでした。

更に驚いた事にこのOswaldですが、Walt Disney の発案したキャラクターではあるものの、一旦その著作権を人に奪われてしまったそうです。

Disney と言えば良くも悪くも著作権には非常に厳しい会社として知られています。しかし、Walt Disney が最初のキャラクターであるOswald の著作権を策略によって奪われる、という経験をしている事を知ると、また違った様相が見えてくるように思います。

Oswaldの展示です。ウサギがモチーフのキャラクターです。

Mickey Mouseの誕生

Oswaldの著作権を奪われた後に誕生したのが、ネズミをモチーフにしたMickey Mouseだそうです。

Oswaldを奪われた後のWalt Disney が起死回生でMickey Mouse を生み出しそれが大ヒットとなる歴史をオーディオ解説で聞けるのですが、非常に面白かったです。

この時期はWalt Disney が直接制作に関わっていたようですが、大ヒットで得たお金は次の作品の為の投資として使ったそうです。既に私が持っていたWalt Disney の人物像とは異なる、実業家としてのWalt Disney の顔が強く伺えます。

初期のミッキーのポスターです。面白い顔をしていると個人的に思います。
Mickey Mouseのコレクションも展示されています。かなりプレミア価格がついているんだろうなぁ(笑)と思いながら見ました。

Walt Disney Studioの発展

大ヒットした作品の儲けを次の作品の為の投資に使う、という流れの中で、アニメーションの撮影技法や新しいインクの開発等が進められたそうです。

世界初の長編アニメーション映画のSnow Whiteが制作されたのもこの時期で、すごい額の金額と労力をかけて作られたそうです。前評判では否定的な意見も多数あったそうですが、蓋をあけると大ヒットとなり、Walt Disney Studioの躍進となりました。

光の反射で残念な写真ですが、Disney初の長編アニメーションのSnow White のセル画(だと思うのですが。。)です。

第二次世界大戦の時期にはWalt Disney が政府の広報活動に協力したりしていたことにも驚きました。当時の雰囲気を十分に知っている訳ではありませんが、第一次世界大戦に参戦した事からも考えると、愛国心と行動力に溢れる人だったのだと思います。

しかし、徐々にWalt Disney 自身が作品の制作に関わることも少なくなってきて、Studioの規模増加も合わさって、社内は殺伐とした空気だったようです。この辺りは会社の規模が大きくなる際のジレンマのようなものだと思うのですが、Walt Disney Studioも普通の会社と変わらないような経験をしてるのだと考えると少し親近感が湧くような気がします(笑)。

Disneyが事業を多角化していく所の展示です。上部のリボンに映された映像が移動していきます。

Disney Land の建設

今となっては世界中にあるDisney Land ですが、その建設の歴史を知るとWalt Disneyが実業家としても非常に優秀だったのだと改めて理解できます。

最初のDisney Landはカリフォルニア州のアナハイムにあるものとなりますが、建設には巨額の資金が必要でした。その為、アメリカのテレビ局であるABCでDisney Landのテレビ番組を放映したり、ABCにDisney Landの所有権の一部を譲る代わりに巨額の資金を引き出したりしたそうです。

当時のアナハイムは今と異なり結構田舎だったようで、地価は比較的安価だったようです。将来の道路計画や都市拡張計画などを加味してアナハイムを選ぶ姿は、夢の国であるDisney Landの建設者と本当に同じ人なんだろうかと思ってしまいます。

「童心を忘れない、遊び心を持った一流の実業家」というのがWalt Disneyという人なんだなぁ、と思いました。

Disney Land のミニチュア模型が展示されています。しかしこれは構想上のDisney Landで実物のミニチュアではありません。
ミニチュアを裏から見た写真です。

Walt Disney の死去

Walt Disney Family Museum はWalt Disney の生涯をなぞって進んでいきますので、最後の展示コーナーではWalt Disney が無くなった当時の状況が示されています。

Walt Disney の逝去を悲しむキャラクターがたくさん掲示されており、下の写真に写っているMickey が非常に印象的でした。

Disney のキャラクターが泣いている写真がたくさん掲示されています。

最後に

Walt Disney Family Museumについてご紹介させて頂きました。受けられる感想が人それぞれではないかと思いますが、個人的には非常に楽しむことが出来ました。

これから行かれる方々の参考になれば幸いです!